ただいま育毛中 ~脱毛症主婦のゆるゆる育児・育毛日記~

円形脱毛症(~全頭型)でウイッグ生活7年目。2児のママがゆるーく育児・育毛についてつづります。

息子の音読「かいがら」を聞いて思ったこと。

最近、息子1号が毎日の宿題で「かいがら」というお話を音読しています。

くまの子が自分の拾ってきた貝殻をうさぎの子に見せ、どれが好き?と聞くと、うさぎの子は自分が一番好きな貝殻と同じものを指さします。
くまの子は最初、うさぎの子に自分が二番目に好きな貝殻をあげようと思っていたのですが、一晩悩んだ末、二人ともが一番好きな貝殻をうさぎの子にあげると決めました。
大好きな友達だから、ぼくの一番好きなものをあげると…。

これを聞いていた私は思いました。

重っっっ!!

もちろん、声には出しません。だまって聞いています。

その後、うさぎの子は「本当にありがとう」と喜び、二人で楽しそうに貝殻を耳にあてました。

いや、いいんですよ。いいお話です。
…でも、うさぎの子はそれが本当に欲しかったのか?
どれが好きかと聞かれたから答えただけで、そんなにくまの子を悩ませてまで貰おうなんて思っていなかったのでは?
くまの子に気を使って嬉しそうなふりをしていたのではないの?
ていうかやっぱり、思いが込もり過ぎてて、重くない??

こんなことを思ってしまった私、擦れてるな…。

素直に受け入れられる、純粋だったあの頃に戻りたい。
しみじみそう思った私でした。

現在の状況(2018.10.18)少しステロイド減らしました。

育毛、順調らしいです。

らしい、というのは、抜け毛が少し気になっていたからです。
maoran.hatenablog.com

前髪と、後頭部に少しだけ残っていた長い髪が少しずつ抜け、ついに数えられるくらいになってしまいました。
まあ、残り少なかっただけについ気になって触ってしまい抜けてしまう、というところもあったんですけど。

でも、お医者さまに聞いたところ、

「長い毛は抜けても仕方ないよー。短いのが抜けなければOK!」

と軽く言われてしまったので、大丈夫らしいです(^‐^;
軽い。
けれどそれくらい軽く考えたほうがいいのかなー。
実際、新しい毛は順調に生えてきています。
白髪も、少し茶色っぽくなってきたかも??
(願望か?)

というわけで。
今回も、ステロイド減らすことになりました!
よかったー。
前回は1mg減だったのですが、今回からはも少し刻んで、0.5mg減らします。
5mgまで減らせたら、金属アレルギーの検査しようかな。
(今までしてなかったのかって? そう、してなかったんですよー。いろいろありまして、延ばし延ばしになってました)
ステロイド飲んでると、検査をしてもはっきりと反応が出ないことがあるらしいです。

あれ、検査といえば、ステロイドの影響調べる血液検査もしてないや。
きっとお医者さまも私も忘れてたー。
今度は忘れないようにしなきゃ。

脱毛症あるある?

友人たちと話していて発見したこと。

掃除するとき、掃除機以外なに使う?という話。

友人たちは、クイッ◯ルワイパー。
私、コロコ◯。

なるほど。
いや、あるんですよ、我が家にも。クイック◯ワイパー。
でも、気づいたらコロ◯ロ使ってる。
そのほうがよく取れる。そういうことなんだな、きっと。

額はどこから?

お肌の手入れをさぼりがちになっていたので、久しぶりにシートマスクなんてものをしてみることにしました。目鼻口の部分がくりぬかれたあれです。

シートを広げて、額の所からお肌にぴったり貼りつけて…と、
あれれ?目が出ない。
おかしいなぁ?ちゃんと目の形にくりぬかれた穴があったのに。手探りで穴を見つけて少しシートをずらし、鏡で確認すると…
目の形にそってくりぬかれた穴が、ずいぶん上にずれているではありませんか。
つまり、シートマスク全体が通常より数センチ上に貼られている、というか私が貼ったんですけど。

どうやら、(ステロイド服用中とはいえ)残っていた前髪が少しずつ抜けていることをすっかり忘れていて、最初にシートマスクを貼り付けるときに生え際の脱毛部分を額と間違えてしまっていたみたいなんですね(^_^;)

うそーん。

我ながらちょっと笑ってしまいましたが、額が禿げ上がるのはやっぱりヤだなぁ。
お願いだから早く生えてきて~。

ウィッグのススメ。円形脱毛症の自分が自分らしくいるために。

落ち込んだ日々。ウィッグと出会うまで。

アクティブだね、とたまに言われます。
スポーツしてるとかではなく、あちこち出歩いてるっていう意味で。
実際は家でぼんやりしている日のほうがよっぽど多いんですけど、休日になると家族と出掛けることが多いからそう思われるのかもしれません。「家族揃って出掛けられるのも子どもたちが小さいうちだけだよ」と先輩ママさん達から聞いたので、今のうちに楽しんでおかなきゃ!と、いろんな所に出掛けて楽しんでいます(基本近場で)。

今でこそ、こんな私ですが。
もちろん脱毛症になった当初からそんな気持ちでいられた訳ではありません。
最初の頃はとにかくもう外に出られない、こんな頭じゃ生きていけない、と完全にうつ状態の半引きこもりでした。

だって、髪は女の命だもの。命がなくなったらもう…

何てことを!!と、今となっては思いますが、当時の私はそれくらい思い詰めていたのです。
当時まだ2才になるかならないかだった息子1号の相手も満足にできず、時間があれば円形脱毛症関連のサイトを検索して、意図せず全頭脱毛の写真を見つけてしまい、更に落ちるという…。

それでも食料品や日用品の買い物、子どもの病院、脱毛症の治療と、出掛けなければいけない用事は次々と出てきます。
そんな時にまず私がした対策は、帽子を被ることでした。
最初に抜けたのが前髪の前頭部で、髪をまとめることで隠すことができなかったこともあり、出掛ける時は普通のおしゃれ用の帽子を被っていました。
でも、おしゃれ帽って基本外で被るものですよね。屋内で被っていると、??ってなっちゃう。
なので、次は医療用の帽子の中でも少しおしゃれ帽にも見えるようなものを被ってみました。
ところがこれ、どう被っても、私の普段のファッションには合わないんです。
勝手なイメージかもしれませんが、わりとダボっとしたというか、ちょっとゆるい感じの服装の人が被っているような。
きっと似合う人には本当に似合って素敵なんだろうなぁと思いますが、私には無理...。
3つほど買ってみて、挫折しました。
ちなみに、今はお家にいるときに使ってるので無駄な買い物だとは思っていませんよ。冬場寝る時の必需品です!

円形脱毛症の必需品、ウィッグ。

帽子で挫折した私。いよいよウィッグの出番です。
なぜ医療帽にいく前にウィッグにしなかったのか?
それまで私の中では、ウィッグはおしゃれ上級者のためのアイテムというイメージでした。または抗がん剤治療をしている人のための高価なもの。
特別おしゃれというわけでも(人並みに気を使ってはいますが)、がんで命懸けなわけでもない私が買っちゃっていいの?なんて勝手に思っていました。
それに、買ってみてもし似合わなかったら?と思うと、なかなか手が出せませんでした。
 
初めて使ったウィッグは、ファッションウィッグでした。(ヘア)スタイルが気に入ったのと、ファッションウィッグのほうが手頃な値段だったからです。
結果、友達に言わせると『森ガール』。森にいそう、似合ってる、と。可愛いけれど、あくまでファッションウィッグなので、つむじの部分や毛の流れなど、ウィッグ感ありありだったと思います。ごく普通の主婦がファッションウィッグって、自分ではちょっとナシかなー。
でも、しばらくはこれで乗り切りました。

初めてのウィッグで学んだのは、髪のボリュームとつむじの自然さ、これがとっても大切だということ。
もともとの地毛がボリューム少なめだったので、あまり多いとバランスが悪いような。そしてどうしてもウィッグ感が出てしまう。
つむじは、一般的なファッションウィッグでは何もしないままだとペタンコになってしまう。そしてつむじから地肌が見えないのも不自然。
帽子を被ったりすればカバーはできるけれど、それだとやっぱり普段使いはできないのです。

そうして、いろいろ試しているうちに、今のウィッグと出会いました。

☆激カワ☆ウィッグならリネアストリア

私が愛用しているのは、リネアストリアさんから出ているファッションウィッグと医療用の間のようなウィッグです。
ウィッグの中には、温泉やプールも大丈夫、というものもあるらしいのですが、それらはとても高価なものらしく、私にはとても手が出ません。
もし自分の娘(いないけど)が脱毛症になってしまったら買ってあげるだろうなぁと思います。
でも今の私にはこのウィッグで十分。
maoran.hatenablog.com

一時期ほぼ地毛(部分ウィッグのみ)でいた後、また脱毛が始まったタイミングで再びフルウィッグにしたのですが、その時に
「これウィッグなんだよー」
と周囲にカミングアウトすると(理由は言っていません)
「えー、ほんとに?どうなってるの?見せてー」
と言われるくらい、多分ですが、自然だと思います。

そんな感じで、私は今、自分に合うウィッグを見つけて、普通の人と同じように外出を楽しんでいます。
帽子を取るような所を避けたり、医療帽に合わせた服装をしなきゃと無理をすることもありません。
もちろん、自分が脱毛症患者なんだなんて負い目に感じることもありません。
ていうか、忘れてる(^‐^;
ほんと、ウィッグさまさまなんです(そのわりに扱いが雑ですが)。

自分が自分でいるために、自分らしさを失わないために。
もし今、脱毛症になってしまって悩んでいる人がいたら、私は間違いなくウィッグをお薦めします。

☆激カワ☆ウィッグならリネアストリア

アナコンダ通りましたか?

昨日は午後から雨でした。
学校から帰ってきた息子1号。「ただいまー」と同時に「今日も遊びに行くから」と玄関にランドセルを放り投げます。
男の子はランドセルの扱いが酷くて、と聞いてはいましたが、我が家もご多聞にもれず。
毎日あっちにポイこっちにポイは当たり前。ふた(カブセっていうらしい)の部分をべろーんと開けて、中身が飛び出したままそこら辺に置きっぱなしにしたり(そして踏みつけて歩いて滑る)、更にその状態で息子2号が馬乗りになって遊んでいたり、まあ酷いものです。

そして、5時になり友達の家から帰った息子1号、玄関に置きっぱなしだったランドセル(自分のことは自分で、の考えで、私はノータッチ)をリビングに持ってきたのですが。

ズズ…ズズ…

引きずってくるなーー(^‐^;

「だって重いもんーー」

いや、わかるけどね。確かに。でも。
なぜか雨で濡れたランドセルを、息子1号はリビングまで数メートル引きずってきたのです。
廊下の床にはところどころ濡れた跡が。
あーあ、と思ったのですが、昨晩は私もバタバタしていてそのまますっかり忘れていました。

そして今朝。
起きて、朝日のあたる廊下に出ると、玄関からリビングまでくっきりと蛇行する一本の線が。

…ヘビ?

ランドセルの上から雨合羽を着ていたはずなのに、なぜこんなに汚れた??
謎すぎる。

本当にこんな状態で6年もつのか?ランドセル。
買い直すなんてごめんだからね。頼むよ息子1号。

ジェットコースターとウィッグ問題。USJフライト・オブ・ザ・ヒッポグリフの場合。

映画『オズランド』の原作、小説『オズの世界』を読んでみた。

書店で女優の波瑠が表紙の文庫本を見つけて、なんとなく手に取ってみました。どうやら今月公開の波瑠主演の映画の原作らしく、カバーが通常のものと映画仕様と二重掛けみたいになっていました。
映画名は『オズランド』ですが、原作は『オズの世界』といい、小森陽一さんという映画『海猿』や『252生存者あり』を書いた作家さんの作品だそうです。
海猿』『252~』は男らしさが目立つ作品という印象なのに対して、『オズランド』は遊園地を舞台とした波瑠扮するヒロインのお仕事&ラブストーリー??と興味を持って、読んでみました。

感想としては。ちょっと勝ち気で、でも何故か人に振り回されてしまうヒロインに女優波瑠のイメージがぴったりすぎて、読みはじめから最後までずっと私の頭の中で波瑠が怒ったり、泣いたり、笑ったりしていました。
カバーで先に波瑠を見たから影響されたかな?と思ったのですが、後で映画のサイトを見てみると、原作者はどうやら最初から波瑠をイメージして作品を書いておられたらしいです。なるほど、納得。
内容を詳しく書いてしまうとネタバレになりそうなのでやめておきますが、遊園地という夢の国で働くヒロインが、遊園地のプロフェッショナルとは何か?と自問自答しながら成長していく、そんなお話です。

USJで、ウィッグしたたままジェットコースーターに乗った話。

前置きが長くなりましたが。
遊園地といえば、ウィッグ愛用者がぶつかる壁の一つにジェットコースターがあります。

これはもう3年程前になりますが、私が家族でUSJに行ったときの話です。
JTBのアーリーパークインシステムを使って朝イチからパークに入場した私たち。通常のゲストよりも15分ほど早くパークに入り、人気のハリー・ポッターエリアへ直行しました。
旦那さんはもちろんメインアトラクションに乗りに行ったのですが、当時はまだ息子1号も幼く、私も怖いのは苦手だったので、二人で外でまちぼうけの形になりました。

とはいうものの、来たからにはライドも体験したーい。

と思った私は、息子を連れてフライト・オブ・ザ・ヒッポグリフに様子を見に行くことにしました。
こちらは回転のないジェットコースターで、私や息子でもなんとか大丈夫そう。
乗ってみようかなぁと、ライド入口に向かってゆっくり歩き始めたところ、

「お姉さん、その髪色きれいですねー」

と、前方から話しかけてくるスタッフ。
あ、これは。と、とっさに感じ取った私。

「ありがとうございますー。実はこれ、ウィッグなんですよー」

「そうなんですか?とっても素敵です。あ、このライド今空いてますけど、乗ります?」

「すぐ乗れるの?やったー。じゃあお願いしまーす。でもウィッグ大丈夫ですか?」

「はい、大丈夫ですよ。ただ、ちょっとクリップで止めていただくことになりますけれども。どうぞー」

歩きながらいくらか会話した後ライドの入り口で別れ、息子と二人ライド前まで進んでいくと、そのスタッフが先に連絡しておいてくれたらしく乗車担当スタッフから紐のついたクリップを手渡されました。これでウィッグが飛んでいかないようにつなぎとめておいてください、とのこと。
もちろん、ライドでは余計な心配をせずに楽しむことができました(息子の何とも言えず低い叫び声が面白すぎました)。
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USJという非日常的空間とその高揚感ですっかり忘れていたのですが、ジェットコースターって、ウィッグの天敵じゃないですか。
いくらクリップ内蔵ウィッグとはいえ、いくら回転のないコースターとはいえ、外れてしまう危険性は十分にあります。
そうなったら私もライドも大変なことに…。
スタッフはそれを事前に察知して「もしかしてウィッグ?」と思った私にさりげない会話で探りを入れ、注意を促してきたのかなと後になって思い至りました。
当時の私はまだ微妙にウィッグへの劣等感があったので(いまいち自然じゃないのは自覚してたし)、こんな風に話しかけられないと悲しい思いをすることになっていたかもしれません。
平日の朝イチでゲストも少なく、余裕があったからできた事なのかもしれませんが、ゲストに嫌な思いをさせず、それどころか楽しい思い出の一つにしてしまう、そんな気遣い。プロフェッショナルだなあと思いました。

あ、私の現在のウィッグは、その頃よりずいぶん自然なものに変わりました、いちおう。

※2018.10.13現在、フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフはウィッグを着用したままの乗車はできないことになっているようです。ただ、クルーに相談してくださいと記載されているので、聞いてみる価値はあるかもしれません。USJ公式サイト内のアトラクションご利用基準にその他ライドを含め記載されているので、参考にしてください。

絶対おススメ!JTBのアーリーパークインシステム