ただいま育毛中 ~脱毛症主婦のゆるゆる育児・育毛日記~

円形脱毛症(~全頭型)でウイッグ生活7年目。2児のママがゆるーく育児・育毛についてつづります。

もしも円形脱毛症になってしまったらどこでどんな治療をするの?

円形脱毛症になってしまったら、いったいどんな治療をするの?と思う人も多いと思います。
そもそもストレスが原因だと思っている人は、治療法なんてあるの?って感じかもしれません。
今回は、もしも円形脱毛症になってしまったらどうすればいいのか私の経験を交えながらちょっとお話ししてみようと思います。

円形脱毛症になったら何科に行けばいいの?

脱毛症は基本的に皮膚科での受診になります。
円形脱毛症の原因は、精神的なストレスだけとは限りません。
「絶対ストレスが原因だ!」と言い切れる理由がある人はともかく、??という人は、まずは皮膚科を受診してください。
脱毛の原因には、ストレスの他にも甲状腺の異常など他の病気が関わってきている場合があります。
正直、円形脱毛症の原因はすべて解明されてはいないのですが、血液検査によって脱毛の原因がわかる場合もあります。
このため脱毛症の治療をしっかり行っている病院なら、患部(毛穴や毛髪など)を確認して原因が特定できなかった場合、まずは血液検査を勧められると思います。
患部の皮膚をくり抜いて調べる生体検査を行うこともあります。

どんな治療で費用はどのくらいかかるの?

血液検査の結果、内科的異常が見つからなければ、皮膚科で脱毛症の治療をすることになります。
治療には、飲み薬や塗り薬など自宅で自分で行うものの他、液体窒素などで患部を刺激する冷却療法、患部に紫外線を当てる紫外線療法、薬品でかぶれさせることで発毛を促す局所免疫療法ステロイドを使うステロイド療法(注射や点滴)などがあり、これらを脱毛の状態によって使い分けます。

費用については、私の経験からいうと一回につき数百~千円台の場合が多いです
薬も同じくらいかと思います。
血液検査などを受けた時はもう少し高くなるかもしれませんが、皮膚科で受ける円形脱毛症の治療には保険が適用されるので、専門のクリニックや育毛サロンのような高額な費用は掛かりません。
脱毛が急激に進んでいる時に効果があるステロイドの点滴(ステロイドパルス)療法の場合は3日ほどの入院治療を何回か行うのですが、それも私の場合は生命保険などで十分賄えました。

私が今受けている治療について。そもそも病院って行くべき?

私は今まで円形脱毛症の治療を一通り体験してきました。
体験したのに治らないの?と思われるかもしれませんが、実際、症状は良くなったり悪くなったりを繰り返しています。

でも私の場合は円形脱毛症の患者の中でもまれなタイプで大抵の人は円形脱毛が1個または複数個出来て半年~2年ほどで治る(単発型脱毛症、多発型脱毛症)ので、円形脱毛ができたからといってそんなに深刻にならなくても大丈夫です。放っておいても治ることも多いのですが、とりあえずは病院に行ってちゃんと治療を受けたほうがより治りやすいし、一人で悩んでいるよりは精神的にも楽だと思います。


今私が受けている治療内容を紹介します。

現在病院には2週間に1度のペースで通院しています。
まず受けているのは紫外線療法です。皮下の免疫状態を改善する効果があるらしいのですが、ステロイドのような劇的な変化はないので、未だに効果は実感できていません(^‐^; ただ、痛みもなく妊娠中でもできたので、ずっと続けています。
紫外線を当てたところはじんわり暖かく感じられるので、なんとなーく、何か効いているのかな?

そして、抜け毛のチェックを兼ねる程度に、冷却療法。
液体窒素で冷たくなった脱脂綿を患部に当てて冷やします。
冷たーい、けど、痛い!!ってほどではまだないです。

それから、飲み薬としてステロイドを服用しています。
服用量は人それぞれだと思いますが、私の場合15㎎から始めてただいま7㎎で停滞中です。
今回の治療では、更にステロイドの注射を追加しました。

まあこんな感じで、今、後頭部は順調、前頭部はまだ地肌が見える状態で育毛生活を続けています。

脱毛症について、おすすめの本

私が円形脱毛症になって6年。
発症当時は当然私もこの病気についてはわからないことだらけで。
どうしてこうなってしまったのか、そしてこれからどうなるのか。
もう不安で不安でたまらなかった時、まずしたのが、やはりパソコンを開いて円形脱毛症について検索することでした。
今でこそ脱毛症についてのサイトやブログはたくさん(私を含め)ありますが、当時はまだそこまで多くの情報はなかったような気がします(私が見つけられなかっただけかもしれませんが)。
それでもお医者さま以外にこの状態について聞いたり相談できる相手もいないので、時間さえあればひたすら検索の日々。
そしていろいろ探しているうちに、見たくもないものまで見つけてしまって恐怖した覚えがあります。全頭脱毛の画像…当時の私から見たらかなりショッキングなものでした(声を大にして言いますが、そこまで進行する人はごくわずかです!ほとんどの人は治療すれば治まるのでご心配なく!!)
そんなこともあり、私はそのうち脱毛症についてあれこれ調べるのをやめてしまったのですが、最近このブログを書くようになり、アウトプットの前にまずはインプットでしょう!と思い立って読んだのがこの本です。

円形脱毛症の他にもAGAなど様々な脱毛症について、発毛のメカニズムから治療法まで図を使いながら解説されています。
もちろん、円形脱毛症についても、その種類から治療法まで詳しく書いてあります。
所々専門的な用語が出てきて難しいところもあるのですが、飛ばし読みしても十分わかりやすいと思います。

一時期ニュースになっていたips細胞を使った円形脱毛症の治療についても解説してあり、とても興味深く読むことができました。

特に昔いろんなサイトのいろんな情報に惑わされた自分にとって、専門家の人たちの冷静な目線で書かれた(でも研究者も頑張っていますという熱意も感じられる)情報はとても有益なものだったので、もし興味のある方はぜひ読んでみてください。

余談ですが、この本の著者の一人に植木理恵さんというお医者さまがいらっしゃいます。
ホンマでっか!?TVウォッチャーの私は心理学者の植木先生と勘違いしたのですが、どうやら違うようです。
植木理恵」さん、どちらもお医者さまなんて、とても優秀な名前なんですねぇ…
なんてどうでもいいか(^‐^;


よろしければ、お願いします。

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